寝袋・シュラフについて@寝袋の知識

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寝袋の種類

 まずは用語の説明からです。
シュラフ」っていうと、???ってなってしまう初心者の方っているのではないでしょうか?

シュラフとは一言で言うと「
寝袋」のことです。
アウトドア派には基本用語なのですが、これまでまったく馴染みがなかった方には
見当もつかない言葉かも知れません。

けれどもアウトドアでは寝袋のことをシュラフと呼ぶのが
最もポピュラーなので覚えておいた方がいいでしょう。

寝袋のことを他にも「スリーピングバッグ」という言い方もありますが、
こちらは意味をカンタンに類推できると思います。
つまり
寝袋」=「シュラフ」=「スリーピングバッグ」と覚えてしまえば、
今後用語で困ることはないでしょう。
厳密に言えば、それぞれ違うようなのですが、
そんなコトが元でトラブルになるようなことはないので心配いりません。

3つのカテゴリー
 シュラフも他のアウトドアアイテムと同じようにいっぱい種類があります。
大きく分けると3つのカテゴリに分かれています。
シュラフの形状
素材
グレード
また季節や気温ごとに保温機能にもさまざまなグレードがあります。
そして、それぞれが組み合わされて何種類ものタイプのシュラフが製造されています。
ここでは基本となるものだけピックアップしてみます。


 〜形状

マミー型 封筒型
昆虫のサナギのような形 長方形で封筒のような形
マミー型シュラフ一覧 icon                 封筒型シュラフ一覧 icon

 〜保温材(素材)〜
ダウン 化繊
中身の保温材が羽毛 中身の保温材が化繊

 〜レベル
スリーシーズン用 冬       用
薄手でコンパクト    低温用で厚手のもの  

 一口にシュラフといっても3つのカテゴリから細分されますから種類は多くなります。
ただし後で書きますが、封筒型は主にレジャー用で低温時の使用には不向きなので、
保温性を深く追求できるものはほとんどありません。
上の表に照らし合わせながら例えると「封筒型」には「ダウン」製は非常に少なく、
また「冬用」は見つけるのがムズかしいくらいです。



マミー型と封筒型
マミー型 封筒型
長所 短所 長所 短所
保温性に優れる 開放感に難あり 開放感に優れる 保温性に難あり
収納性に優れる 自由度が多い 収納性に難あり
シュラフカバー装着可能 低価格 浸水に無防備
 マミー型と封筒型を比較してそれぞれの長所・短所は上の表のようになりますが、
飽くまで一般論で、最近はマミー型でもストレッチ性をもたせて
身体を動かしやすいタイプのシュラフも登場してきています。
こうした例外がけっこうあって、最大公約数的な参考事例程度に思って下さいね。


封筒型シュラフの売れ筋ランキング

モンベルが開発した「スーパーストレッチ」タイプのシュラフ

montbellモンベル/U.L.スーパーストレッチ ダウンハガー#0ショート(L-ZIP) icon(↓中綿素材がダウン↓)
iconicon
montbellモンベル/スーパーストレッチ バロウバッグ#0ロング(R-ZIP) icon(↓中綿素材が特殊化繊↓)
iconicon

 マミー型の特長はなんといっても、その万能性にあってハードな状況で使用する場合は、
ほとんどマミー型だけになります。
 一方の封筒型シュラフは布団を二つ折りしてジッパーで
密封するようなスタイルで、身体に対して圧迫感が少なく、
日常の就寝状態により近い感覚で睡眠をとることができます。
けれども、収納性がきわめて悪く折畳んだ状態でも非常に巨大です。
ですから、登山などの携行には不向きです。


ダウンと化繊の比較
 ダウンとは言うまでもなく羽毛です。良質な羽毛を中綿にして非常に優れた保温性を発揮してくれます。詳しくは「ダウン(羽毛)について」を参照していただくと解り易いと思いますが、
今回はその他の特長について書いてみたいと思います。

 近年は化学繊維の発達によって、保温性はダウンにほぼ匹敵するレベルにまであがってきています。
それでもダウンがアウトドアで重宝される理由は温かいだけではないからです。
ダウンはなんと言っても
コンパクトに収納できるのが強みです。
ダウンは思いっ切り圧縮させると信じられないほどコンパクトになり、
荷物の量を軽減してくれます。その圧縮性は化繊とは比較になりません。
なので、化繊とくらべて軽量であるので持ち運びにはダウンが一歩も二歩もリードしています。

ダウンの欠点は?
 
こんなに長所のあるダウンですが、しっかり欠点もあります。
さきほども書いたように、ダウンはコンパクトになります。
ということは、つまり潰れやすいのです。
ダウンのシュラフでよく経験することは、仰向けになって寝た時、
上になっている側(お腹の面)はポカポカなのに、
下(背中)の面は冷たくなったりします。
 この時、背中の部分にあるダウンは身体の重さでペッチャンコになってしまって、
保温性を発揮していないので背中は冷たく感じてるのです。
この背中の冷えは体温低下を招いて危険な状態になることもあるので、
マットなどを使用してこれを防ぐ必要があります。

 またメンテナンスが大変なのも欠点です。ダウンが新しい状態のうちはいいのですが、
長年使用していると人体から出る汗や皮脂などで汚れてきます。
ダウンは汚れると膨らむ力をを失い本来の温かさが発揮できません。
そうなるとダウンをクリーニングしないとなりません。
 ところがダウンのクリーニングがまた大変!
ダウンのクリーニング方法はかなりの説明が必要なので、
機会を見つけて特集を組んでみたいと思います。

 また水分を含むとペチャンコになってしまうので湿気は大敵です。
他にも羽毛が外側の布を貫いて抜けてしまうことも頻繁に起こったり、
販売価格が高額なことも欠点といえるでしょう。


化繊の長所
例えば、マイナス10℃まで耐えられるシュラフという基準でダウンと化繊を比較した時、
重量とコンパクト性で化繊はダウンに劣ってしまいます
けれども長所もあります。

 まずコンパクトにならないという欠点は、仰向けになった場合ダウンの場合と比べて
背中が冷えにくくなります。
つまり完全に嵩だかが潰れないために保温・断熱の役割を果たしてくれているのです。

 また化繊はダウンと比べて劣化の時間がゆっくりであることです。
ダウンも化繊も劣化は確実に進行しますが、劣化がどんどん進むダウンにくらべ、化繊の劣化は緩慢です。
ちょっと古くなってきたシュラフを比較すると化繊の方が温いことがしばしばあります。

 また、クリーニングもダウンと比べるとカンタンです。
最近では脱臭効果のあるものや抗菌効果のある化繊もシュラフに使われ始めているようです。
濡れた場合も化繊の方が早く乾燥してくれます。
化繊は羽毛と同等の耐寒性能で比較するとコストが低く生産できるので、販売価格も羽毛より安いです。
ホントに化繊が軽量でコンパクトになれば言うことないのです・・・。


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