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撥水と防水は違う!
防水透湿素材の雨合羽やジャケットをしばらく使用していると、表地が水をはじかなくなったりします。
買ったばかりの頃は雨をあざやかにはじいて、表地のうえで綺麗な水玉になっていたものが、少しずつ表地に浸み込むようになってきた。
これは撥水性能が低下したことを表していまして、防水性能が低下したことではありません。撥水は水をはじくけれど、水圧がかかった場合は生地に水は浸透してしまいます。防水はある程度までの水圧がのしかかっても水を通過させないことを言います。
完全耐水→防水→(超)撥水
防水に関しては大きく3段階に大別できます(厳密にはもっと多くの段階があるのですが)。
防水性能を表す方法は、1平方センチメートルあたりにどれだけの水圧をかけても水を通さないか?というテスト方法があります。(耐水圧テスト)
防水段階のキングは、「完全耐水」で6000〜10000o以上の数値をほこっています。ゴアテックスも約9000o。ディアプレックスも20000o以上の数値をはじき出してるので、かなりの防水性能だということがわかります。
「防水」は2000〜6000oまでを指しています。「撥水」や「超撥水」は300〜2000oの数値となっています。撥水レベルだと強い雨などで発生する水圧には耐えられず、はじき返すことはできません。
ここで、文章だけでは理解しにくい!といった方のために、あの・あの世界ブランドのミズノ様(お客様相談センター)のご協力をいただけることになりまして、耐水と撥水のページへのリンクをご承諾いただけたのです!!ちょっとスゴイでしょ!寄り道して、お勉強してみて下さいネ!!
撥水と防水を区別して対処する
さてさて、冒頭に話を戻して。ちょっと使いふるしたジャケットなどは撥水性能が低下していることが考えられます。雨を表地の上で水玉にしなくなり、浸み込むようになったら、撥水していません。しかし、その状態でもジャケットの内部がドライな状態ならば「防水機能」は健在だということです。
防水透湿素材は化学繊維の表地と対になっています。ですから、表地の化学繊維が水をはじかなくなったからといって、防水性がなくなったというのは間違いです。内側のゴアテックスやダーミザクスは健在な状態である可能性があります。これは単に表地の撥水性能を回復してあげたら解決する問題です。
《対策》
防水スプレー(正確には撥水スプレー。ややこしいけれど・・・)などの薬品を使い、表地が水をはじくようにするのです。
次は表地も内側の防水透湿素材も水を通してしまう状態ですが、これは防水透湿素材がなんらかの原因で破損した可能性が高いようです。
破損の原因はじつに千差万別です。防水透湿素材というのはもともとハイテク素材だけあって、すんごくナーバスでデリケート。
ゴアテックスさまなんか、油分や油脂が付着しただけで機能は破壊されちゃいます。破壊された機能は回復しません。また、メーカー発表では否定されていますが、実際には海水が付着してもオジャンになってしまった事例をよく聞きます。高熱で強制乾燥(乾燥機)しても、破損してしまうケースが多々寄せられています。
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屋外で使うアイテムが、そんな弱いんじゃダメじゃん!って言う方もいると思いますが、そうなんです。ダメじゃん!なのです。
過去、私もゴアさま製のマウンテンジャケットをクリーニング屋さんに洗濯表示に従った方法で洗濯してもらったにもかかわらず、ゴアさまはオシャカになってしまいました。そんなことも知らず、ある冬のみぞれ雨のハイキングで雨水を遮断しなくなっていたので、ジャケット内部はずぶ濡れになり死にそうなほど身体が冷えてしまいました。こうなるともう買い替えしかないようです。
ある山小屋でボイラー室の熱風で衣服を乾かしてくれるところがありました。その山小屋のご主人は「この熱風使うとゴアはダメになるよ、それでもいいなら使って!」と言ってたし。熱とゴアの密接な関係って、もっとメーカー側は明確にして欲しいものです。
それと、さきほども触れました海水や塩分との関係…、このコンテンツを書き始めてからもまた耳にしました。
同社のパンフを調べなおしましたが、海水に対しても影響は否定されてました。う〜ん、シャクゼンとしないです・・・。
も、もしかしたら、塩分による浸透圧が関係しているのでは・・・?
今、私が考えている原因ってとその辺りに潜んでいる気がするのですが。単なる憶測ですからネ。
撥水性能の回復
撥水性能を甦らせて、表地できれいな水玉ができるコンディションにするには、防水スプレーなどの薬品を使うと効果的です。スプレー式、塗りこみ式、洗濯機ですすぎの行程で水に混ぜて一緒に洗うタイプなどがあります。注意事項は2つ!
1つめは、ゴアテックスなどの防水透湿素材には「フッ素」系の薬品を使うこと。防水剤の製品表示を見ると必ずどこかに「フッ素」系か「シリコン」系か表示されています。一般にシリコン系防水剤の方が安価で、フッ素系がちょっと高額なようです。ゴアテックスなどにシリコン系の防水剤を使ってしまったら、透湿性を損なってしまいます。絶対に使ってはなりませぬ!
2つめは、メンテナンス(防水剤塗布)後、完全に乾燥した状態にしてから使用するということ。
防水剤が完全に乾いていないうちに雨の中で使用しても、フッ素が表地の表面で安定して付着できていないので、十分な撥水はしてくれません。
さらに、防水剤の効果を高めるには、防水剤を塗布した直後にアイロンをかけると効果がアップするそうです。もちろん、ナーバスなゴア様なのでアイロンの温度設定は一番低く、サッとかけるだけにしてあげませう!
ウェブコンテンツ「耐水と防水」のリンクに関しては、潟~ズノ様のご好意によるもので、一方的にお世話になっております。改めてこの場で感謝いたします。
こちらの詳しい経緯につきましては『うぇぶきゃん援護シャゲキ』をご覧下さい
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